Concept(コンセプト/概念)

Protective・Arts(プロテクティヴ・アーツ)は、スタンド・ポジション(立った状態)からのスピニング・パワー(回転力)を最大限に活かす実践闘法(じっせんとうほう)です。ナックル・シューティングとフット・シューティングで、ロング・レンジ(離れた状態/広い場所)とミドル・レンジ(中間距離/お互いの攻防範囲)を制することはもちろん、相手と近接した状態での戦闘に備えるニードル・シューティング(ヒジとヒザ)とパーム・シューティング(掌による攻防)により、とショート・レンジ(近い状態/狭い場所)にも対応できる技法を身に付けることができます。その目的は、いざという時の護身を目的としています。護身とは、相手を完全に打ち倒すことではなく、危機回避手段のひとつです。被害者になることはもちろん、一転して加害者になってしまうことも、誰しも望むところではありません。自ら正しい闘法を身に付け、最小限の力で危機回避することがその意義となります。練習過程において、柔軟で力強い身体と、相手の動きを先読みできる、スピーディーな動作と判断力が養われます。

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①Transfer・Technique(トランスファー・テクニック)・・・身体移動技術

ボディコントロールにおいて最も重要な技術が、このトランスファー・テクニックです。自分を中心とした位置から、素速く、体幹のブレのない移動技術を身に付けます。相手の攻撃を回避する場合、相手を制するため接近する場合に、瞬時に移動を可能とすることは極めて重要なポイントです。体を正しく支える重心をずらさずに移動する技術があって、はじめて威力のあるパンチやキックを放つことができます。

②Knuckle・ Shooting (ナックル・シューティング)・・・拳による攻防技術

拳による攻防技術を総称して、ナックル・シューティングと呼びます。拳による打撃技とは単純ではなく、その軌道は無数にあり、攻防パターンも多岐に渡ります。PAではパンチの基本的技術を身に付け、工夫された練習の中で、自分の身体に最適な運用方法を身に付けることができます。特に、腰の回転を利用したコンビネーションを反復練習し、連続攻撃を可能にすることが特徴です。

③Foot・Shooting(フット・シューティング)・・・蹴りによる攻防技術

蹴りによる攻防技術を総称して、キック・テクニックと呼びます。足の力は、腕の力の3倍以上あると言われており、リーチ(届く距離)も広範囲になります。蹴りを放つ間は、一方の足が宙にあるので、一定の間は片足で体を支えることになります。安定したバランスで、鋭い蹴り技を身に付けるためには、足関節や股関節の柔軟性が欠かせません。PAでは柔軟な身体作りとともに、多彩な蹴り技を身に付けることができます。

④Needle・Shooting(ニードル・シューティング)・・・ヒジとヒザによる攻防技術

肘(ヒジ)、膝(ヒザ)による攻防技術を総称して、ニードル・シューティングと呼びます。リーチ(届く距離)は狭い範囲になりますが、鋭く堅固な部位であるため、相手との距離が近い場合の近接技術として威力を発揮します。相手に自分の体をつかまれたり、急に後方から押さえられた場合など、すぐにパンチやキックが出せない状態でも使用可能であり、護身には欠かせない技術です。

⑤Palm・Shooting(パーム・シューティング)・・・掌による攻防技術

掌(しょう)、主に拳を開いた状態の手のひらを使用した攻防技術を総称して、パーム・テクニックと呼びます。掌底打ち、手刀(しゅとう)打ち、貫手(ぬきて)などの技術全般を含みます。ニードル・テクニックと同じく、近接技術として威力を発揮する技術です。拳を握らずに、手のひらをそのまま攻撃として使えますので、相手の不意を突いて制することが可能となります。